写真撮影ノート

フォトグラファー上飯坂真

宣材写真・プロフィール写真の撮り方のコツ・気になるチェックポイント徹底解説

宣材写真


 

はじめてのプロフィール写真、宣材写真という方もいらっしゃると思います。

タレントやアーティスト、政治家や経営者など撮影に慣れている方もいますが、スタジオははじめてで慣れない人もいろいろいます。

会社の仕事でプロフィール写真の写りをよくしたい!

難関のオーディションの書類審査を突破したい! といった希望をかなえるため

他の人と差をつけてあなたの魅力を最大限に伝える写真を撮影して、見る人の印象に残しましょう。

プロフィール写真の撮り方のポイント、服装や表情などの悩みをお教えします。

 

 

 

 

 

 

宣材写真は、全身写真とバストアップ写真の2種類

 

書類審査は多くの応募書類を見るので、見ている時間はごく短時間だと考えましょう。その中から「気になる人」「一緒に仕事してみたい」と目にとまる写真をみせる必要があります。 どんなことが求められているか、注意するポイントをご説明します。

 

全身写真に求められていること

この仕事に合った身長・体格であるかどうかを審査します。体型がわかりにくい服装はさけましょう。

また全身写真でよく見せるコツは、「角度」です。 腕を曲げる、腰を少し捻る、顔をかしげる、両足の角度を変えるなど頭から足先まで意識して動きを見せるよう角度をつけましょう。

バストアップ写真に求められていること

宣材写真はほとんどこのバストアップ写真が見られていてとても重要です。  バストアップ写真をよく見せるコツは、「活き」です。 きれい・かわいいだけでなく、目のイキイキした力、肌のイキイキしたツヤ、表情のイキイキした作り方。 自分の意気込みや特徴をおもいっきり込めて写真を撮りましょう。 おっと思わせ見る人の手を止めさせます。

 

 

ビジネスプロフィール写真

宣材写真・プロフィール写真の服装は

ビジネスでのプロフィール写真はスーツ姿が一般的です。 見る人に伝えたい感じてもらいたいことは「信頼感」や「仕事ができる人物像」が多いです。 医者・医療関係や研究者は白衣のプロフィール写真が好印象です。 ユニフォームでも同じですが、ヨレヨレでは信頼感も親近感もありません。 その仕事を印象付けるきれいな衣装でその仕事の人を印象良く見せましょう。 首回りや肩幅などが合っているかをチェックも欠かせません。 サイズはとても大切なポイントでぴったりすぎてもゆるすぎてもまた古すぎてもダメです。 ジャストサイズやその人・仕事の雰囲気にマッチしたサイズが大事です。

 

印象付けるプロフィール写真にとって大事なのは、見る人がぱっと見で何を見て感じるかです。 鏡の前に立って、もしくはスマホで撮影してどこに一番最初に目が行くかを考えて見ましょう。 一般的に人間は明るくコントラストの高いところに目がいきます。 それを注意しながら衣装を考えてみてください。

 

 

宣材写真のポーズは

オーディションに送る宣材写真はあなたの魅力をすべて2枚に込めてなくてはなりません。 こんなもんでいいだろうの適当な考えではなく、トップを勝ち取るようベストをつくしましょう。

時間とお金の無駄をなくすため、どのようなポーズが良いか考えていきましょう。

 

全身写真の撮り方 女性の写真

はじめに、顔は横顔ではなく正面を向いて撮りましょう。 姿勢を正しくして、頭部からチェスト・ウェスト、ヒップの流れをS字が描くよう撮ると綺麗になります。

足は、合わせすぎて一本になってしまっては印象がよくありません。程よくクロスさせるか角度をずらしてみると良いでしょう。 O脚が気になる方は脚を揃えてしまっても構わないです。

 

バストアップ写真の撮り方 女性の写真

女性は基本笑顔がいいでしょう。 オーディションに受かり、仕事をするとき「明るい好印象の子」とみなさんは仕事をしたいはずです。 ただし笑顔が苦手なら無理に笑う必要はないです。

 

全身写真の撮り方 男性の写真

顔はしっかりと正面を向けて撮影しましょう。 バストアップ写真とは違う表情を表現してもいいでしょう。 見る人に表情のバリエーションを伝えることもできます。 堂々としたスタイルでいいのですが、あまり脚を大きく開きすぎるのは避けましょう。  また腕を組むのも両手の長さがわからなくなるのでオススメできません。

 

バストアップ写真の撮り方 男性の写真

基本的には女性の写真と同じです。 笑顔で撮る必要はないですが、素敵な笑顔をお持ちでしたら笑顔を撮影しましょう。

 

 

宣材写真・プロフィール写真のメイクは

ナチュラルメイクが基本です。 特別な意図がある場合はのぞきます。

ヘア&メイクさんは、モデルの骨格や写真撮影のライティングに合わせて、立体感のあるグラデーションを作ります。 自分メイクでは、そこまでするのは難しく平面的になったり、シャドウが強すぎになることが多いですが、時間に余裕のある撮影では写りをモニターで確認しながら足していくメイクも納得のいく写真を撮影するコツです。  メイクがいまいちのまま撮影に入り終わりにしないことです。

 

 

 

誰に見せるかで撮り方は変わる

 

基本的には笑顔ですが、誰にどのような目的で見せるものなのかで表情や雰囲気も変えて撮影しましょう。

子役なら、笑顔で撮ろう

子役のオーディション用の写真であれば笑顔で撮りましょう。

大笑いまでいかなくてもよいですが、歯が見えるくらいのすてきな笑顔がいいです。

または、歯が見えなくても口角を上げニコチャン笑顔もいいでしょう。

親に笑顔を見せるイメージで撮影してみましょう。

 

俳優やアーティストなら、控えめな笑顔

俳優やアーティストであれば笑顔というより微笑むくらいが印象がいいです。

キャラクターイメージにもよりますが、クールに微笑むくらいのイメージが良いでしょう。

笑顔は意外と難しく、自分では笑っていても実際は笑えていない場合もあります。

 

男性のケース

男性の場合、クールな無表情か微笑みとクールの中間あたりがおすすめです。

結構難しいですが笑顔よりもさらにワンランク上のできる人を演出できるでしょう。

笑顔難しい人は、とにかく口角をあげることを意識して、カメラを意識しすぎないことです。

また笑いすぎないことも抑えておくといいでしょう。

 

 

宣材写真・プロフィール写真はどこで撮る?

写真をどのように撮ってもらうかについてそれぞれメリット・デメリットをご説明しましょう。

いろいろなご事情もありますので、今回は「友人で撮る」というチョイスもあれば、「ぜひ5年は使えるいい写真を撮りたいので、スタジオ撮影」というチョイスもあります。

 

友人に撮ってもらう

メリット 撮影費用が安いorかからない

  友人はあなたのことをよく知っていますし、リラックスして撮影できます。

デメリット プロが撮影した写真に比べると見劣りしてしまう。

 

写真スタジオで撮る

メリット プロカメラマンにしっかりとした撮影ができます。 撮影前にヘア&メイクを手配することもできます。 さまざまな用途の写真を撮った経験があれば、こういう風に写真を撮ったほうがベストといった知識もあります。

デメリット それなりに費用がかかります。

 

スタジオによっては格安で写真撮影をしているところもあります。

内容を確認してそれでも大丈夫であればよいでしょう。

 

写真スタジオをそのまま会社に設置するところもあります。

スタジオに訪問する時間がないケースに本格的なスタジオ機材を会社に移動スタジオとして設置するところもあります。 内容と用途に合わせて相談しましょう。

 

宣材写真、プロフィール写真のまとめ

プロのカメラマンと言っても実にいろいろな専門家がいます。

料理を中心に撮る料理カメラマン、製品のものを中心に撮影するカメラマン、音楽のライブをメインに撮影するカメラマンや人物のポートレイトをメインに撮影するカメラマンなどさまざまです。

基本人物写真を撮影するカメラマンであれば宣材写真・プロフィール写真はこなせる方がほとんどです。 しかしそれぞれのテイストがありますので、あなたの人物像、企業・店舗の雰囲気とマッチングするカメラマンや写真スタジオがオススメです。

  

  

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