モノクロ写真とは
色のない白黒の階調だけの写真です。
色のない分地味に思われがちであるが、見る人の想像力をかきたて、伝えたいことを絞って表現できる魅力的な写真の世界でもあります。
モノクロ写真の技術はプリント印刷だけでなくweb制作や店舗装飾・グッズ制作・アパレル・プレゼンテーションなどさまざまな分野で利用できます。
そんなモノクロ写真のコツ、撮影のコツを紹介します。
デジタルモノクロ写真と白黒フィルム写真の違い
デジタルでカラー写真から色を除き白黒写真にしてもよいですが、
白黒フィルムのモノクロ写真は、そのメーカーによって階調・コントラストに特徴がありペーパー(印画紙)にも特色があったので、その掛け合わせでさまざまな独特のトーンを表現しています。 またカラーフィルターを使用して空・肌・樹木などのトーンをコントロールしていました。
つまり、デジタルカメラにおいてもある程度のクラスの機種であればモノクロ写真モードの設定がついています。そのなかでコントラストやトーン、フィルターの設定を積極的に使ってみましょう。
モノクロ写真の構図とモノの形
モノクロ写真はカラー写真と違って被写体がわかりやすいようにシンプルなものが多いです。 カラフルな背景の構図でも明暗差がないとモノクロ写真では同じグレーのトーンになってしまい何を表現しているのかがわかりづらいので、主題を魅せるようなシンプルな明暗差を分けた構図を考えましょう。
メインの被写体の何を表現するかでとり方も変わってきます。
そのフォルムが美しくそれを表現するには、被写体と背景の明暗差をつけフォルムを強調してあげます。 立体感がすばらしい被写体には立体感が出る撮影角度・光(照明)を選び、浮き出るように見せてあげます
モノのテクスチャーの表現
モノクロ写真において、被写体のテクスチャーは見る人へ強烈なインパクトを与えます。
被写体をよく観察しテクスチャーがおもしろいものは強調してモノクロ写真を撮影しましょう。
テクスチャーの美しいモノクロ写真は表現を豊かにしてくれます。
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