- 第42回NHK杯国際カヌースラローム 競技大会 兼 東京オリンピックカヌースラローム 競技日本代表選手最終選考会の結果
- エキサイティングな海外の有名選手のトップレベルのカヌー漕行
- 東京オリンピック用カヌースラローム 人工コース会場について
- カヌースラローム 東京オリンピック日本代表選手選考会 結果
- カヌーとは
- 歴史から見るカヌーの種類
- オリンピックでのカヌー競技のはじまり
- 東京オリンピック2020カヌー 競技種目の紹介
第42回NHK杯国際カヌースラローム 競技大会 兼 東京オリンピックカヌースラローム 競技日本代表選手最終選考会の結果
カヌースラローム競技のNHK杯は20日、国内・海外のトップクラスのカヌー スラローム 選手によって葛西臨海公園のカヌースラローム センターであり、K-1(カヤックシングル)で男子SMOLEN MICHALが1位、K-1女子でFRANKLIN MALLORYが1位、C-1(カナディアンシングル)男子でSAVSEK BENJAMINが1位、C-1女子でVILARRUBLA NURIAが1位を獲得。
東京オリンピック2020の代表に内定した足立和也は4位、矢澤亜季は9位、羽根田卓也は3位、佐藤彩乃は12位だった。
Results of the 42nd NHK Cup International Canoe Slalom Competition
The NHK Cup for Canoe Slalom Competition is the Canoe Slalom Center in Kasai Rinkai Park on the 20th, K-1 (Kayak Single) for Men SMOLEN MICHAL 1st, K-1 Women's FRANKLIN MALLORY 1st, C-1 (Canadian Single) SAVSEK BENJAMIN won 1st, C-1 Women's VILARRUBLA NURIA 1st.
Kazuya Adachi, who was chosen to represent Tokyo Olympic 2020, was 4th, Aki Yazawa was 9th, Takuya Haneda was 3rd, and Ayano Sato was 12th.
エキサイティングな海外の有名選手のトップレベルのカヌー漕行
海外からの有名カヌースラローム 選手のトップレベルのカヌー漕行はテクニックもパワーも魅力的でした。 水に馴染むようにカヌーを操り、時にはパワフルにパドルを漕ぎ巨大な推進力で激流を下っていった。
マロリー・フランクリン、ヌリア・ビラルルブラ、ミカル・スモーレン、ベンジャミン・サブセク、キンバリー・ウッズ、リカルダ・ファンク、ジョヴァンニ・デ・ジェンナーロ、ハンネス・アイグナー、ルカ・ボッジなど日本では普段見られないトップレベルの人気海外選手のカヌー プレーが見られるのは国際大会の魅力です。
カヌー競技において水の抵抗とパドリングの力量は勝敗を分けるスピードに大きく関わってくる。同じボートで体重差が2倍のパドラーが進むとき、体重の軽いプレイヤーより体重の重いプレイヤーは4倍の抵抗がかかってくる。 それを克服する海外選手の太い腕・肩から繰り出されるパワーはすごい。 そしてそのパワーと正しい姿勢で深く推進力に伝えているパドリングは魅力的だった。
女性のカヌープレイヤーを写真を撮影しながら見ていると、しなやかで水の動きにうまく合わせているプレイヤーが結果がよかった。 無駄な力を使わずに流れにまかせて必要な時だけシュッと決めるところはすばらしかった。
カヌースラローム 注目の日本人選手の活躍
東京オリンピック用カヌースラローム 人工コース会場について
渓流の水の流れを人口的に作ったカヌースラローム センターの人工コースは、テレビやニュースで見るとフラットな作りだが近くで見ると落ち込みがあったり、左右に蛇行し上下にうねり、反転流もある。
自然渓流では大きな岩がそれを作り上げているが、人工コースではブルーのブロックが水の流れを設計している。
カヌー人工コースの水の流れを流体力学的に見てもすごいのが、水底の流れからブルーのブロックを水底にさまざまな角度で沈めて設計していて、水面から見る2次元の平面的な動きではなく落ち込みから落ちた水がその後どう攪拌されるかが工夫されていてカヌープレーヤーを楽しませて時には転覆させて観客をたのしませている。
今回の「第42回NHK杯国際カヌースラローム 競技大会 兼 東京オリンピックカヌースラローム 競技日本代表選手最終選考会」はこの国内人工コースで行われた初の国際大会であった。
カヌースラローム 東京オリンピック日本代表選手選考会 結果
NHK杯の後に行われた東京2020オリンピック大会のカヌースラローム 日本代表選手選考会では、審査結果の発表があり、羽根田卓也選手(C-1)、佐藤彩乃選手(C-1)、足立和也選手(K-1)、矢澤亜季選手(K-1)が内定されました。
カヌーとは
カヌーの魅力はなんといっても陸上では味わえない水面の世界である。 しかも客船などのデッキから見た視野とは違い、水面近くからの視界は水との一体感のあるほかでは味わえない特別な体験世界である。
カヌーといえば、雄大な大自然をゆったりのと流れる北海道の釧路川のような川をのんびりと漕ぐアウトドアレジャーや、アマゾンなどジャングルを流れる川での狩猟用に使われている船のイメージがある。
歴史から見るカヌーの種類
その歴史は何千年も太古に狩猟や移動の手段で使われていた丸太舟にある。
古代エジプトの王の墓から発見された「銀製のカヌーとパドル」は天国への贈りものであるが故に歴史的証拠として残ったものでシングルブレード・オープンデッキの最古のカヌーである。
いっぽう場所が変わって太平洋ポリネシア諸島で発見されたカヌーは本体の横に安定用の浮力材のアウトリガーが付いており海での安定性を考えて作られていた。東京2020大会パラリンピックカヌー(パラカヌー)の新種目「ヴァー」で使用カヌーもこの形である。
また文化も変わりエスキモーのカヤックはデッキが覆われ、パドルも水かきが両サイドにつくダブルブレードの原型である。
カヌー競技で記載されているK-1、C-1の意味は
C-1 = カナディアン(パドルがシングルブレード)の1人乗り の略である。
カヌーとしてひとくくりになっていますが元々が違うので、詳しくは一つ上の歴史から見るカヌーの種類をみてください。
オリンピックでのカヌー競技のはじまり
オリンピックで初めてカヌー競技が行われたのが1924年のフランス・パリのセーヌ河畔でおこなわれたオリンピック大会であった。
オリンピック公式種目となったのはその後の1936年のベルリン・オリンピック大会である。
左上の写真は、「カヌースプリント 」細くて長い競技用カヌーを平水で漕ぐスピードレースの大会
カヌースプリント の他の写真はこちらインスタに⤵️
東京オリンピック2020カヌー 競技種目の紹介
東京2020オリンピック大会でのカヌー競技の種目は、平水で一斉にスタートしスピードを競う競技スプリントと激流でゲートを順に通過してタイムを競う競技スラロームがあり、使われるカヌーの種類K、C(カヤックダブルブレード、カナディアンシングルブレード)によってわかれ、スプリントはさらに距離で200m、500m、1000mの3種類があり、乗る人数1人乗り(シングル)、2人乗り(ペア)、4人乗り(フォア)にもわかれる。 それぞれが男女で種目があるので、組み合わせるとスプリント12種目、スラローム4種目が行われる。
競技日程は、
2020年7月26〜31日 カヌースラローム (会場:カヌースラローム センター)
2020年8月3〜8日 カヌースプリント (会場:海の森水上競技場)です。
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