はじめに
Python プログラミングで dlib をインストールしようとしたら、エラーが発生してうまくいかなくてハマったので記録しておきます。 結果的にはcmake のインストール、pip のバージョンアップ、dlib のインストールバージョンのダウンバージョン(19.24.2)という 3 つの方法で解決した事例を紹介します。
エラー内容
具体的なエラー内容は状況によって異なりますが、代表的な例としては以下のようなものがあります。
- CMakeLists.txt not found
- No matching VC++ compiler found
- Could not find required OpenCV (>= 3.4.0)
- Failed to import dlib
これらのエラーは、dlib の依存関係であるライブラリが不足している、またはバージョンが古いことが原因である可能性があります。
解決方法
以下に、3 つの解決方法を詳しく説明します。
1. cmake のインストール
cmake は、クロスプラットフォームなビルドシステムです。dlib をインストールするには、cmake が必要となります。cmake をインストールしておきましょう。
インストール後にパスが通っているかも確認しておくと良いでしょう。
2. pip のバージョンアップ
pip は、Python のパッケージマネージャーです。古いバージョンの pip を使用していると、dlib のインストール時にエラーが発生する可能性があります。pip は、以下のコマンドでバージョンアップできます。
python -m pip install --upgrade pip
3. dlib のインストールバージョンのダウンバージョン
dlib の最新バージョンは常に安定しているとは限りません。今回ハマったのがココで、最新バージョンをそのままインストールすると何回もエラーがでてしまいました。
古いバージョンの方が安定している記録があるため、19.24.2にダウンバージョンしてインストールしたら解決できました。dlib 19.24.2 は、比較的安定したバージョンとして知られています。以下のコマンドで、dlib 19.24.2 をインストールできます。
pip install dlib==19.24.2
補足
上記の方法で解決できない場合は、以下の点も確認してみてください。
- Python のバージョンが適切であること
- Visual Studio などの開発環境が適切にインストールされていること
- dlib のインストールに必要なライブラリがすべてインストールされていること
まとめ
dlib のインストールエラーは、cmake のインストール、pip のバージョンアップ、dlib のインストールバージョンのダウンバージョンなどで解決できる場合があります。これらの方法を試しても解決しない場合は、上記で紹介した補足事項を確認するか、情報収集を行ってください。
解決事例
本記事では、以下の状況で dlib のインストールエラーを上記の方法で解決した事例を紹介します。
上記の手順を実行したところ、cmake のインストールでエラーが解決し、dlib を正常にインストールすることができました。
注意事項
- この記事の内容は、あくまでも一例であり、すべての状況で適用できるわけではありません。
- コマンドを実行する前に、必ずバックアップを取ってから行ってください。
この情報がお役に立てば幸いです。
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